オカヤドカリについて
【 分 類 】
節足動物門甲殻綱軟甲亜綱十脚目歩行亜目異尾類
難しそうな分類ですが、エビやカニと同じ甲殻類に属しながらエビでもカニでもないのが
ヤドカリで、ヤシガニやタラバガニも同じ仲間に分類されています。
【 分 布 】
オカヤドカリは熱帯から温帯にかけての海岸に近い陸地に生息しています。
日本では小笠原諸島、奄美諸島、沖縄などに生息しています。
【 天然記念物 / 有害動物 】
日本では生息数が減少したため、“天然記念物”に指定され、保護の対象となっています。
 そのため、沖縄県の一部の許可をうけた指定業者しか採集することはできません。
一方、日本の植物防疫法では“有害動物”に指定されているので、
同種のものでも海外からの輸入はできません。 
天然記念物として保護される対象となっている同じ種が
別の法律では有害動物として排除される対象となっている・・・
ちょっと理解しにくい状況ですが現実です。
【 ペットとして 】
オカヤドカリは室内飼育ができるペットとして日本でも古くから知られていましたが、
小さくてあまり場所をとらない、鳴かない、匂わない、食性が広く飼いやすい、
人間にうつる病気などもなく安全、などの理由から最近また注目され始めています。
特に宿を替える習性を楽しむ飼い方として様々な美しい貝殻やカラフルなペイントシェル
また専用の飼育用品などが開発されているアメリカでは爆発的な人気です。

天然記念物をペットとして飼育することに反対する立場もありますが
許可を受けた指定業者が採集したオカヤドカリの飼育をとおして、
より多くの人がこの小さな生命の魅力に触れ、興味を持ち、理解することで
最終的には天然記念物に指定する必要がないほどその生息環境が
回復・保全される日が来ることを願ってご紹介しています。

At the end of the day, it takes love to solve the problems not regulations.